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少しずつ秋の気配がしてきましたね。…と言ってもまだ暫く単(ひとえ)の着物に長襦袢も上だけか付け襟のみにしないと動いたら暑いのですが…。でも朝晩気持ちがいいですね。晩は虫の音が心地よく。「虫の音」と言う小唄があります。歌詞の事を「唄の文句」とも言います。美空ひばりさんの「車屋さん」にもでてきますね。♪「唄の文句にあるじゃないか 人の恋路を邪魔する奴は窓の月さえ憎らしい、えー車屋さん」…そして小唄の「虫の音」はこちら…。

【歌詞】 虫の音をとめて嬉しき庭づたい あくる紫折戸桐一葉 ええ憎らしい秋の空 月はしょんぼり雲がくれ
【解説】 作詞作曲者不明 秋の夜に、すだく虫の音をとめないようにそっと 庭づたいに忍んでゆく。紫折戸をあけて一歩中へ足を入れようとすると桐の葉が一葉、ぱさりと音をたてるせっかく忍び足で尋ねていったのに主は不在で「エエ憎らしい秋の空、月はしょんぼり雲隠れ」と結んでいる (「小唄鑑賞」木村菊太郎著より)

 うーん。素敵です。

 秋に芸・舞妓がよく踊られる長唄「秋の色種」「色種」と書いて「いろくさ」と読み、秋の色々な草花という意味のようです。
長唄独自の三味線の聴かせどころもあり唄の聴かせどころもあり虫の音を思わせる三味線もあり私も好きな一曲です。
 来月には名古屋の瑞鳳流家元の会でもこちらを踊らせていただきます。余談ですが瑞鳳流家元に岐阜鳳川伎連の喜久次さんとのご縁をいただきました。
  他にも小唄「露は尾花」

【歌詞】 露は尾花と寝たという尾花は露と 寝ぬという、あれ寝たという寝ぬという、 尾花が穂に出てあらわれた 蝶は菜種と寝たという菜種は蝶と 寝ぬというあれ寝たという寝ぬという 蝶は菜種に舞い遊ぶ 月は清水と寝たという清水は月と寝ぬというあれ寝たという寝ぬという月は清水に影映す

【解説】 男性を露、女性をすすきにたとえて、二人の情事を唄ったもので、露とすすきの恋話が、嘘かほんとか、それとなく気をひいてみると、露(男)はよれを肯定するがすすき(女)は知らぬと口では云うが、その頬(穂)に思いの色がぽっと出るので隠しきれなくなってしまったというのが、唄の裏で、この小唄はそうした事の詮索より、秋の山野に、露を含んでなびく美しいすすきを唄い、また晩秋、すすきが山の尾根に房々とした尾花をつけて、咲き揃っている見事な光景を唄ったものと考えればそれで十分風情がある(江戸小唄 木村菊太郎著 )

色っぽいですね。


此方の曲は二人羽織で喜久次さんと踊らせていただき 虫の音、秋の色種は1人立ち(1人で踊ります)金来節はお家元と。フィナーレは、お家元、名妓連さん、鳳川伎連さんと賑々しくご一緒させていただきます。 是非とも御来場いただければ幸いです。

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