
これは、皆さん、この業界は、80歳超えても「おねえさん」。女性はいつまでたっても女ですしね~(笑)。
お座敷や料亭なんかでも、本来は、花名刺や千社札をもらったら、最低限、名前を憶えてあげるのはマナーですが、覚えられないときもありますよね~。
それと千社札に名前が書いてありますが、これも覚えておいてくださいね~。
芸舞妓の名前をたまに、「源氏名は?」などとおっしゃる方がいますが、そもそも、源氏名というのは、遊女の名前をさす言葉で、芸舞妓の名前は、「芸名(げいめい)」が正しい呼び方です。
芸名は、置屋の名前から一文字頂いたり、各地方によってつけ方は色々ございますが、
ちなみに、奈良は、もともとうちの「菊乃」という名前もそうですが、奈良の花柳界は、故 菊水楼岡本会長が作ったと言っても過言ではなく、その経緯から菊水楼の「菊」を頂き各置屋で名付けすることが多かったようです。
そこから、独立して、「大野席」として置屋業を開始しました。うちの置屋では、
①舞子として仕込みを終えてお店出しした子は、頭に「菊」をつけ、その子の出身地に因んだり、字画を見て後の文字を決めます。
例)「菊乃」
余談ですが菊乃というのは、岡本会長が菊のあとに、当時、京都でもっとも有名な「佳つ乃さんねえさん」の様に売れてほしいと言うのでちなんだそうです(笑)。
②もう一つは、何か別の職業から中途で芸妓として入ってきた子には、「菊乃」の「乃」の字をあげて「○○乃」とつけています。
例)「よし乃」など
他の花街のお名前の由来なんかもお座敷で聞いてみると面白いかもしれませんね~
うちも同業者の方にお久しぶりにお会いすると、
「顔、覚えてんねんけど、名前なんやったかな?」…などと頭の前で考えることも、年々増えてきました(笑)。
ですが、一つ、ここからがお勉強!
芸者、芸妓共通で、会話の中でその人を呼びたい時は、必ず「おねえさん」。たとえかなりご高齢の方でも、間違っても「おばちゃん」「おばあさん」とか読んじゃいけませんよ~。
これは、花柳界のお約束です。
芸妓たちは、生涯現役の間は、プロとして、若い時と変わらず、お客様をおもてなしするプロとして、仕事に従事する以上、老けない努力をしているんです。だから、敬意をもって「おねえさん」と呼んであげてくださいね。
それと、よくうちも呼ばれることも多いんですが「お母さん」と本人を呼ぶのも、実はNG。花柳界の「お母さん」というのは、芸舞妓が屋形の主人(舞妓にとっては保護者)を呼ぶときに使う言葉で、お客様が使う言葉ではないんです。
お客様は、「○○ねえさん」「おねえさん」というのが正解です。
些細な事ですが、覚えといてくださいね~。
今日もおおきに。

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