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もうすぐ名古屋で久しぶりの舞台に呼んでいただいてます。

 今回は日本舞踊のお家元さんのリサイタルで、だからというわけでもありませんが、もっとレベルをあげたいなと思うものの、久しぶりという事もあって、大変難しく…。頭を抱えてる菊乃です(笑)

今回の踊りのお題は、小唄の「水指し」という曲で舞妓時代におしょさんに振付てはいただいたんですがすっかり忘れてしまってて。ひとつずつ思い出しながら、思い出せない部分の振りはまた作って稽古してます。普段使ってない頭を 唄の文句(歌詞)の意味もふまえ必死で巡らせてます~。

袱紗を使おうと♪春雨♪の部分…が、これではお化け〜(笑)

「水さし」 歌詞 水指の二言三言言いつのり  茶杓にあらぬ癇癪の わけ白玉の投げ入れも 思わせぶりな春雨に 茶巾しぼりの濡れ衣の 口舌もいつか炭手前 主をかこいの四畳半 嬉しい首尾じゃないかいな


【解説】 「水差」は釜の湯を補う水を入れてある器であるが、ここは俗に言う「水をさす」つまり信じあっている二人に中傷する人があって、二言三言言い合いをすることを指す。「茶杓にあらぬ癇癪」は語呂合わせで、間尺に合わぬをもじったものと思うが苦しい洒落である。「わけ白玉の投げ入れ」は、訳は知らぬがという意味と、白玉椿の投入に挿した床をかけたもの。「茶巾しぼりの濡れ衣」とは、抹茶碗を拭くに用いる麻の布を茶巾といい、濡れた茶巾で茶碗を拭う作法を茶巾さばきと唄い、その濡れた茶巾と濡衣とをかけた言葉。「口説もいつか炭手前」は濡れ衣の口説が済んだことと、炉に炭をつぐ作法の炭手前とをかけ、「主を囲いの四畳半」の囲いは数寄屋(茶室)で、之と主を屏風内に囲うことをかけたものである。  一中節を取り入れて、どこか茶の湯らしい寂びの感じの漂う曲となっている。(小唄鑑賞 木村菊太郎より)

他にも数曲踊らせていただきます。気になる方は 是非ともお越しください〜!
名古屋能楽堂にて。オンライン配信もあります。

 そういえば、踊りの振付については、昔、 毎年夏に菊水楼で「夏祭り」と言うのがありました。
その頃は、菊水楼の夏の大きな催しで、仕込み時代は1週間だったのが、年を重ねるごとに日数が減り私が芸妓になったあたりからは3日間程と期間は短くなりましたが続いておりました。

 菊水楼の料理を召し上がっていただき、元林院の芸妓さんの踊りや吉本興業さんの漫才があったりと、盛りだくさんの内容で、1番の思い出は、リオのカーニバル!をまねした時など、大盛り上がりでした(笑)。
 お手洗いからトイレットペーパーを皆様が持ちリボンテープ?のようにダンサーのおねえさんに投げておおはしゃぎ!そんな年もあれば、しっとりと演歌歌手の方が歌う年もありました。その後ろで芸妓さんに踊ってもらいたい。などと無茶ぶりをされるものだから、おねえさん方は、みんな断り芸妓になりたての私がする事になりました。
 気分は紅白のバックダンサー(笑)花柳流の師範を、いただいてからは、おねえさん方に稽古をつけおしょさんからいただいた振付を数名で踊るようアレンジしたり、その後は、舞子さんの振付もするようになりました。大変でしたが、その経験が今はとても役に立っています。
 邦楽ではない曲でもぴったりハマると楽しくて!

 若い頃はお座敷でカラオケ好きの方が「菊りんいつものやってやー!」とお客様が歌う横で日本髪の鬘をとり手拭いを被りのどんちゃん騒ぎ。
そんな時代もありましたね~。懐かしい思い出です。これから少しづつ日本もコロナから脱して元気になりそんな、大騒ぎを出来ることを切に願います。ながながとおおきに。

 

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