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 ご無沙汰さんで申し訳ございません。何かとバタバタで師走はブログ迄手がまわらない菊乃でございます。少し時間ができたんで、明日は冬至ということもあり、少しお話を!

冬至とは

冬至は、一年でもっとも太陽が出ている時間が短い日として知られていますが、昔の人々は「一年でもっとも太陽の力が弱まる日」として、冬至を死に一番近い日と考えていたそうです。そういった理由から、冬至には厄を追い払い無病息災を願うために、病気に強く寿命が長い「柚子」にあやかって、柚子湯に入って体を温めたり、運を呼び込むことのできる食べ物を食べる風習が生まれました。

そんな冬至に食べるとよいとされている食材でパッと思いつくものといえば「かぼちゃ」ではないでしょうか?
「冬至の七種(ななくさ)」というのを聞いたことはありますか?「ななくさ」と聞くと、春の七草が思い浮かびますが、春の七草と冬至の七種はまったくの別物。

冬至の七種と春の七草の違いは?

お正月を過ぎてしばらくすると、スーパーの店頭でも見かけるようになる「春の七草」。1月7日(人日の節句)の朝に7種類の野菜の入ったお粥を食べることで「邪気を払い、万病を予防できる」とされたことから七草粥が食べられるようになったと言われています。

七草粥を作るために用意される七草は、せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろの7種類の若菜です。

一方「冬至の七種」はというと、かぼちゃ(なんきん)、れんこん、にんじん、ぎんなん、きんかん、かんてん、うどんの7食材を指します。

同じ「ななくさ」でも両者の中身はまったく違うんですね!どちらも厄を払い健康を願う気持ちから生まれた「ななくさ」を食べるという風習。昔の人々がこれらに対しての想いが強かったことがわかります。

冬至には、日本で古くから無病息災を願って食べられてきた「七種」があることをお伝えしました。

「南京 なんきん(かぼちゃ)」「蓮根 れんこん」「人参 にんじん」「銀杏 ぎんなん」「金柑 きんかん」「寒天 かんてん」「饂飩 うんどん(うどん)」

 冬至の七種は声に出して読み上げるとお気づきになる方もいらっしゃるかもしれませんが、どれも「ん」が二つ付いているんです!二つの「ん」が付いていて、たくさんの「ん=運」を呼び込めるという言葉の響きから、これらの食材が冬至の七種として食べられるようになったと言われています。食材名や料理名の響きから縁起を担ぐ風習は、どこかおせち料理にも共通していますね。

ではご参考に!明日はいろいろいただきましょ。おおきに~

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