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ありがたいもん⑪ 大神神社(おおみわじんじゃ)三輪明神

ありがたいもん⑪ 大神神社(おおみわじんじゃ)三輪明神

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日本最古の神社で清らかな空気に触れる。

 毎月御一日になると多く参拝客が訪れ、「三輪さん」の愛称で親しまれる「大神神社(三輪明神)」。
三輪さんは、あのスピリチャルでテレビ等で活躍されてた、江原啓之さんもすすめてはるパワースポットで、全国各地からぎょうさんの方がいらっしゃいます。一昨年前には、まほろば芸術ラボさんの代表で歌手の山本昌代さんに御縁を頂き、ご奉納と踊らせていただきました。うちのお話をする前に少し三輪さんのお話しをさせていただきますね~。

こちらの創祀そうしに関わる伝承が、『古事記』や『日本書紀』の神話に記されています。
 『古事記』によれば、大物主大神(おおものぬしのおおかみ)が出雲の大国主神(おおくにぬしのかみ)の前に現れ、国造りを成就させる為に「吾をば倭の青垣、東の山の上にいつきまつれ」と三輪山にまつられることを望んだとあります。

 また、『日本書記』でも同様の伝承が語られ、二神の問答で大物主大神は大国主神の「幸魂(さきみたま)・奇魂(くしみたま)」であると名乗られたとあります。そして『古事記』同様に三輪山に鎮まることを望まれました。この伝承では大物主大神は大国主神の別の御魂みたまとして顕現けんげんされ、三輪山にしずまられたということです。この様に記紀ききの神話に創祀そうしの伝承が明瞭に記されていることは貴重なことで、当社が神代に始まった古社中の古社と認識されており、ご祭神さいじんの神格が如何に高かったかを物語っていると言えます。そして、ご祭神さいじんがお山にしずまるために、古来本殿を設けずに直接に三輪山に祈りを捧げるという、神社の社殿が成立する以前の原初げんしょの神祀りの様を今に伝えており、その祭祀さいしの姿ゆえに我が国最古の神社と呼ばれています。

 「大神」と書いて「おおみわ」と読むように、古くから神様の中の大神様として尊ばれ、第十代崇神すじん天皇の時代には国造り神、国家の守護神としてあつまつられました。平安時代に至っても大神祭(おおみわのまつり)、鎮花祭(はなしずめのまつり)、三枝祭(さいくさのまつり)が朝廷のお祭りとして絶えることなく斎行され、

 神階は貞観じょうがん元年(859)に最高位の正一位しょういちいとなりました。延喜式えんぎしきの社格は官幣大社かんぺいたいしゃで、のちに大和国一之宮やまとのくにいちのみやとなり、二十二社の一社にも列なるなど最高の待遇に預かりました。

 近世に入ると幕府により社領が安堵あんどされて三輪山は格別の保護を受け、明治時代にはその由緒によって官幣大社かんぺいたいしゃとなりました。現在も国造りの神様、生活全般の守護神として全国からの参拝があり、信仰厚い人々に支えられて社頭は賑わっています。ご祭神さいじんは国造りの神様として、農業、工業、商業すべての産業開発、 方除(ほうよけ)、治病、造酒、製薬、禁厭(まじない)、交通、航海、縁結びなど世の中の幸福を増し進めることを計られた人間生活の守護神として尊崇そんすうされています。

 そして、崇神すじん天皇の御代に大流行した疫病をご祭神さいじんしずめたこと、杜氏とうじの高橋活日命(たかはしのいくひのみこと)がご祭神さいじん神助しんじょで美酒をかもしたことから、医薬の神様や酒造りの神様として広く信仰をあつめておられます。また、ご祭神さいじんの御名、「大いなる物の主」はすべての精霊(もの)をつかさどられる・べられるという意味をあらわし、災をなす精霊(もの)をもしずめ給う霊威れいいから厄除け・方位除ほういよけの神様としても厚くうやまわれています。



というのが、こちらの神社の由緒や御祭神のお話です。うちが、三輪さんにお参りさせていただくようになったのは、踊りの花柳芳之丞御師匠さんから勧められご縁を頂きました。御師匠さんは、60年間、毎月御一日にお参りされていた、御師匠さんに見習って、毎月とは、行けてませんが、時間ができればお参りさせていただいております。
 お参りは、大鳥居、一の鳥居、二の鳥居と進んでいきます。大鳥居をくぐると、色々なお店が立ち並び、少しにぎやかな雰囲気になってきます。しかし、二の鳥居をくぐるとそこは一転別世界。空気が変わるのが感じられます。清らかな空気に包まれて、心清らかに歩いて行ける事と思います。
 皆さんご存知かもしれませんが、歩いて登るときは、参道の真ん中は神様が通るさかい、あけて端を歩きましょうね~。
 「巳の神杉」というそれはおおきな、ご神木があり、根元に「巳さん(白蛇さま)」住んでいるとされて、信心深い方は生卵やお神酒をお供えされています。
 これは先ほど述べさせていただいた、御祭神である、大物主大神様が「度々蛇に姿を変えられ現れた」と日本書紀に書かれているからだそうです。
 「迷信?都市伝説?ほんとはいないんじゃないの?」
などとおしゃる方もいらっしゃいますが、「うちは、いままで3度お姿を拝見させていただきました。」
 それから、参集殿玄関には、なでると、手や足の痛みをとってくれると言う「なでうさぎ」もあり、お正月には多くの人だかりができます。



 それと三輪さんで忘れてはならないのが、摂社一社「狭井神社」。こちらは、病気を鎮めてくださる神社でこの神社さんの横に薬井戸というのがあって、ご神水が湧き出ています。これを求めて全国から来られる方も多いと聞きます。
 ぜひ、三輪さんにもお参りされてみたはいかがでしょうか?



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