いいよいよ11月ここからつるや新章！！！

　おはようございます。今年もあとわずか、色々ありましたね～。
　今振り返ると、様々な事を立ち止まって考えるいいきっかけをくれたんだなと・・・
　あのまま訳も分からず、世間の波に流され、ただ、ただ舞子を増やし、品質や素養の見極めも甘かったのでしょう。この3年立ち止まってよく考えるきっかけになったような気がします。
　先日、とある先輩と、今後日本という国がどうなるかわかりません。土地は海外の方にどんどん買い占められていってます。為替はどんどん円安へと・・・
　もう20年もすれば、例えばニセコの様に銀座や六本木、祇園など主要な場所を日本人が所有してなかったり、外国のようになるかもしれませんね。日本人として悲しい事ではありますが、世界的に見てそれは見方を変えるとおかしなことでもないような気もします。NYにしてもパリにしても日本人が所有するビルがたくさんあった時代もありましたし。

では、何が大事なのか？日本国という国にこだわるのではなく、一番大事なのは「日本人」であるといいう国民性、文化歴史を守る事ではないのかな？と思います。
　ユダヤの方たちは国もなく世界中にいらっしゃいますが、ジューウィッシュの文化を大事に守られてます。だからどこに住まわれてもユダヤ人でしょうし。
　私達も、どこへいてても大野菊乃は日本人である！ということ誇りをもって話せるのは、やはり文化や伝統を守っていけてこそなんだろうな？などと考えると、うちが今まで、そしてこれから、守り、活動していかないといけないのは、文化や日本人の素晴らしさ、人間性を若い子達に教えて、守って、そしてその子達が後世に伝えてくれるよう、育てることなんでしょうね。
　見た目ではなく本質の部分。おもてなしのスペシャリストとしての芸妓の育成なんだと。

　そこでこれからのつるやは、11月1日から、新たな仲間(女優朝井莉奈）を迎え、彼女と再スタート！女優業を東京でしながらの修業なんで、時間はかかるかもしれませんが、本質の部分。日本の花街の素晴らしさ、そして日本人らしさ。

　伝統芸能のおもしろさ、楽しさを教えていければ！と思ってます。ぜひ、顔見に着てあげてください。今月は11/１～15迄、毎日修行してます。そして来月はまだ未定ですがまた2週間ほど奈良にやってきます。皆様のお越しを心よりお待ち申し上げます。

　菊乃