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花街の流儀㉛稲穂かんざしのお話し

花街の流儀㉛稲穂かんざしのお話し

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 今でこそ、全国の花柳界や夜のお商売のお店などで、皆さんも、見かけたことあるんではないでしょうか?花柳界の作法やゲン担ぎなどというと京都発祥?などと思う方も多いのではないでしょうか?でもこの「稲穂かんざし」これは東京の小物屋さんが始めたようです。その誕生秘話をご紹介させていただきたいなと思いブログを書かせていただきました。

元祖” 稲穂の簪(かんざし) ~吉の家発祥~

お正月のお座敷で芸者衆が頭に付ける稲穂の簪(かんざし)

日本全国どこの芸者衆も身に付ける習わしとなっています。
– 

これを始めたのが、
なんと、 先々代 私の祖母 万寿(ます)なのです。
(100歳まで長生きした銀座の名物おばあちゃん!) 

世間でもあまり知られていません。


根付に使う「鳩のかざり」を誤って仕入れ、

大量に余らせてしまった祖母 万寿。

そこで、ただでは起きないのが、すごいところ。

この「鳩のかざり」をあわせて、

「稲穂の簪(かんざし)」にして売ることを考えました。


【鳩と稲穂】

→ 「鳥(とり)」と「米(こめ)」で

取り込め、取り込め!


一躍、お正月の縁起物として全国に広めてしまいました。


さらに、正月明けの料亭にて。

芸者衆の稲穂の簪(かんざし)の鳩に目を書き入れて、

ご祝儀を渡すというのが、正月のお座敷の習わしと

なっております。


そのため、

「墨やインクをはじいてしまう鳩」、

「目の部分が小さすぎる鳩」は

あまり人気がありませんでした。


芸者衆にとって、

稲穂の簪(かんざし)、大きくて目の入れやすい鳩は

欠かすことのできない重要なアイテムとなっております。
‐(https://www.yoshinoya.biz/cont6/21.html参照)

 なんだそうです。すごいアイデアマンですね~。土用のうなぎをうちは思い出しました。いつの時代もアイデアマンがいらっしゃったんですね~
 うちが、聞いたのは、
「この稲穂をちぎってお客様が頂き、お財布に入れておくとお金や幸運が舞い込んでくるそうですよ~。これは、後からいつの頃からか言われるようになったんでしょうね~。
おおきに~菊乃でした。

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