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花街の流儀㉜和装時は、ちょっと意識すると違う「ナンバ歩き」

花街の流儀㉜和装時は、ちょっと意識すると違う「ナンバ歩き」

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 最近は若い方たちも気軽に和装を楽しんでる方が増えてきてとてもうれしい菊乃です。おおきに~。
ですが、皆さん少し着崩れてる方が多いような気がします。今日はそんなお話をさせていただこうと思います。もともと、日本人は現在のような歩き方を江戸時代、明治の産業革命以前はしていなかったことはご存知ですか?


 これは、「ナンバ」という歩き方ををしていたようです。実は和装というものはこのナンバ、ナンバ歩きと言われる歩き方をすると大変着崩れしずらいものなのはご存知でしょうか?
 ではナンバ歩きについてご説明していきますね。

古武術研究家の甲野善紀の著作引用

ナンバ」とは、日本における歌舞伎の動作である六方(ろっぽう)にみられる、同じ側の手と足を動かして歩く動作のことである。

古武術研究家の甲野善紀の著作などにより一般に知られるようになった。江戸時代以前の日本ではナンバ歩きが一般人の間で広く行われていたが、明治以降、西洋的生活様式の移入とともに失われたとする説がある。ただし、近代以前の日本人の歩行方法について厳密な確証が得られているわけではない。

日本の舞踏では蘆原英了の『舞踊と身体』第四章 日本舞踊の身体 ナンバンによると「ナンバン」と呼ばれ嫌われる動作であるとされ、元来は南蛮人の歩き方を嘲笑したことが由来ともいわれ、演劇評論家の武智鉄二の『伝統と断絶』により知られた。

日本の竹馬の構造と歩行方法から日本人古来の歩行の特徴を探る研究がある。

ナンバを基本とする身体の使い方は、伝統武術や陸上競技などに一定程度応用することが可能であり、スポーツ科学の観点からも研究が行われている。ナンバに類似したものにテレマークスキーの歩きがある。

 ま、簡単にお話しすると、

私たちは日ごろ歩くとき、足と手は左右反対に出しながら歩いています。

足と手が反対に出るということは、骨盤は前後に動きます。腕も振るので身体はねじれます。

それに対して、ナンバ歩きというのは、足と手を同じ方向に出す歩き方です。同じ方向の足と手が出るので、身体はねじれません。

江戸時代以前の人は着物を着ていたので、ねじれの少ないナンバ歩きが一般的だったらしいとのことです。
 今回いろいろ調べてるうちにとても分かりやすく面白い動画を発見したんでご紹介いたしますね~
 うちは自然に長い事日本舞踊をしてきた経験の中で、できていることが、若い子達にものを教えるとき、確かにこういう風に説明すればいいな~と思いましたんでご紹介!


 確かに、ねじれ運動は着付けの敵でしょうね~うちは、体重移動や体の使い方を少しだけ、このナンバ歩きを意識するだけでも、着崩れはだいぶましになったような気がします。ぜひご参考に~

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